黒幕・共謀者諸説
2004年 12月 18日
「日本史の謎」である。
天下を震撼させた「本能寺の変」は、戦国最大の謎とされる。
「実行犯」は明智光秀であることは間違いないが、共謀者・黒幕の存在が各研究家・小説家から指摘されて久しく、本能寺の変後400余年を経た今も諸説紛々である。
①朝廷共謀説
暦の改訂や正親町天皇退位を強要する信長に対して危機感を持った朝廷が信長の暗殺を光秀にたきつけたモノ。
★立花京子氏は、「三職推任」や「馬揃え」などを例に挙げて信長の朝廷圧迫を説き、その結果として本能寺の変が起こったとしている。・・「信長と十字架」・集英社新刊発行
②足利義昭共謀説
信長によって追放された義昭が旧家臣である光秀に対して信長討滅を命じたとするモノ。
③羽柴秀吉・黒幕共謀説
④徳川家康・黒幕共謀説
これらは特に証拠となる史料はなく、作家流のフィクションと分類した方が良さそうである。