信 長 と 義 昭
2004年 07月 28日
信長にとっての足利義昭とは、どういう存在だったのだろうか?
「信長の力で将軍にしてやった男で、天下布武の理想に向かって進軍する信長軍の鼓笛手になっていればよい」・・・と言うくらいの認識であった。
義昭に「お前は政治に手を出すな」・「これまで出した御下知は無効とする」・「これから義昭が出す御内書は全て信長に報告せよ」…これを認めさせた。
これにより、
あまりの屈辱に対して、足利義昭が反信長同盟を構築していくのである。
義昭の登場によって、戦争がこれまでと違って一段と高水準になる。
戦国時代初期の単なる合戦と外交の組合せではなく、殆ど現代戦争の感覚に近い、政治的闘争のドラマとして進化する。
それが今後始まる元亀天正の合戦の面白さである。